睡眠時無呼吸症候群の治療について
しっかり寝たはずなのに起きてもまだ眠い、このような症状はありませんか?
簡単に言うと睡眠時無呼吸症候群とは、寝てる時に息が止まってしまう恐ろしい病気です。
さまざまな理由により、舌が下に落ちてしまい、酸素を送る気道を塞いでしまいます。寝不足が続くと、想像以上に多くの障害をもたらします。
初期は下記のような症状が現れます。
どれもその場で気付きにくいことばかり。年齢のせいかな?と思うこともありますが、無呼吸が原因の可能性も否定できません。
そして無呼吸が続いて引き起こす病気は、放置するといずれ大きな病気につながってしまう可能性があります。
睡眠中に呼吸ができなくなるのは、空気の通り道である気道が塞がってしまうからです。
1つは「肥満」が原因といえます。体重増加により、のどに脂肪が蓄積して気道が狭くなるうえに、あおむけで寝ることでさらに気道が狭まるからです。この狭くなった気道を空気が通るたびに、大きないびきが起こります。この気道が完全に塞がれたときに、無呼吸となります。
実際に「肥満」はSAS患者さん全体の60%以上にみられます。ただし、SASは「肥満」の人だけにみられる病気ではありません。
やせている人でも、「下あごが小さい、後退している」、「扁桃腺が大きい」などがあれば、気道が狭くなりやすいためSASの原因となります。やせている人も注意すべき病気ですが、ほかに、閉経後の女性や高齢者の方でもSASは起こりやすくなります。
治療法は大きく3つあり、我々歯科医院で対応しているのは専用マウスピースです。
(保険治療です。3割負担で1万円前後)
対象は軽度から中等度の患者さんです。どのような効果があるかというと、マウスピースで下の顎を前に出すことで気道を広げます。
このほかの2つは医科的な対応となります。
CPAPという機械を鼻につけるか、外科的な治療になります。
首周りなどの脂肪の沈着が原因です。他には舌が大きい、下顎が小さいなど喉周りの構造の問題もあります。治療の際、体質改善も重要です
過度な飲酒を避けることも大切です。お酒を飲み過ぎると気道の筋肉が緩くなり、舌を支えれなく下に落ち込むようです。
うえやま歯科医院では、初期症状が気になる方に専用マウスピースを作成しています。気になる方は一度診療にお越しください。