インプラント

自分の残った歯を守るためのインプラント

人間の歯は家の作りと同じで、奥歯は家で言う柱になります。奥歯を失い、柱がなくなるとその家は少しずつ崩れていき、最後は歯がなくなります。そうならないように、他の歯を守るためにインプラント治療を行います。

歯を失ってしまった部分でも、食べ物を噛むことができるようにする治療は主にブリッジ、入れ歯、インプラントです。しかし、ブリッジや入れ歯では噛み応えなどは再現することはできません。

また、ブリッジや入れ歯は治療時や使用時のデメリットもあります。

体にやさしい「低侵襲」

ブリッジのデメリット

周りの歯を大きく削って、従来の力以上の負担を強いることになり、長期的な予後に影響が出る場合もあります。

ブリッジ

入れ歯のデメリット

入れ歯は本来の歯の2〜3割の力しか入らず、かみ辛くなります。金属の金具を他の歯につけて支えるため見た目も悪くなります。

入れ歯

インプラント治療を推奨する理由

1.天然歯と同様の咬合力に耐える

  • 入れ歯の咬合力は20分の1程度しか耐えられない。
  • インプラントは天然歯と同じように、通常通りよく噛んで食事をとることができる。

2.耐久性が高い

  • 治療後に歯科医院で適切なケアを行うと、10年~30年間ほど使用することができる。

3.天然歯に近い見た目

  • インプラントは見た目にも十分配慮されている治療で、天然歯のように見えます。

4.他の歯を守る

  • 歯を失った部分に埋植する治療ですので、他の歯に損傷を与えません。

5.入れ歯の不快感から解放される

  • 入れ歯の装着による痛み・不快感・口臭から解放されます。

最小限の痛みと早い回復が望めるOne Guide System

当院では、世界各国で選ばれているグローバルブランドであるオステム社のインプラント手術専用システム「One Guide System(ワンガイドシステム)」を導入しています。

ワンガイドシステムの3Dデータを基に、正確なシミュレーションを立てることで、患者様一人一人に合わせた治療計画をご提案することが可能になります。

ガイドシステムを使用することで手術の精密性を向上し、長期的に安定するインプラント治療が可能です。インプラントが入る程度の小さな穴を開ける方法で手術を行うため、安全で痛みも最小限に抑え、手術後の早い回復も望めます。

One Guide System

治療を受ける前に

インプラントが顎の骨に生着するには、数か月の時間が必要になります。この期間には個人差があり、顎の骨の状態や体の状態によって左右されます。
このため、インプラントを埋め込んだ後から咬めるようになるまでのスケジュールも患者さんによって異なります。また、治療効果を発揮するためには、以下の1~4が必要になります。

非喫煙者

歯周病は細菌による感染症であることへの理解

自宅での正しいプラークコントロールの実践

治療の一部としての歯科医院でのメインテナンスの継続